ビル建設費の相場と坪単価と工事費用を安くする方法とは?

これからビルを建設しようとしている経営者、個人にとって建設費を事前に把握しておくことは、資金計画や資金調達を行う上で重要であると同時に、建設会社から提出される見積書を自ら査定する上でも重要だ。

しかし、建設費は非常に専門的な分野であると同時に定価というものが無く、全くの素人が価格を把握することは難しい。アーキクラウドでは、様々な建設会社とのネットワーク及び、今までにご成約した案件等から算出した、建設費に関する独自のデータを保有している。

今回はこれらのデータを活かしながらビル建設における建設費用について解説させて頂く。

どのようなビルを建てるのかで費用は大きく異る。

まず、ビルと言っても様々な種類がある。例えば最先端の高層オフィスビル、通常のテナントビル、雑居ビルなどその種類は様々だ。いずれにしてもビルを建設する目的は自社のオフィスとして利用するか、テナントとして貸し出して収益を得るためのものとなる。

よって如何に広い執務スペース及び、賃貸スペースを確保できるかが良いビルの条件となってくる。いづれにしても、より高い家賃を支払ってくれる良いテナントに入ってもらうためには、クオリティの高い空間と設備を備えていなければならない。

そのようなビルは当然のことながら坪単価ベースで建設費もアップする。つまり、大企業や上場企業が入るような高層オフィスビルは必然的に建設費は高くなるということだ。

 

ビルの種類による建設費の違い(坪単価)

大企業が入る高層オフィスビル > 通常のテナントビル > 雑居ビル

 

構造形式による建設費の違い

建築物は多くの分野に分類できるが、その中でも建設費への影響が大きいのが構造部分だ。構造とは基礎、柱、梁、床とことで、建物を地震などの揺れから守り、構造的に成り立たせるための重要な部材のことを言う。

ビルの場合、構造形式は鉄筋コンクリート造(RC造)か鉄骨造(S造)となる。鉄筋コンクリート造とは、鉄筋とコンクリートによる構造体で堅く、強靭な強度を誇る。鉄骨造は鉄を成形させた構造体で柔軟性に富みRC造ほどでは無いが強度がある。

RC造は現場にて鉄筋を組み立て、型枠を作り、コンクリートを流し込んで作る必要があり、手間がかかる。一方鉄骨造の場合は、工場で成形されたものを現場で組み立てる形となる。

もちろん素材自体の価格差もあるが、作業工程の手間の違いから、一般的にRC造の方が建設用は高くなる。

また、高層になればなるほど、構造体の強度がより必要となり、RC造とS造を組み合わせた鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)という構造形式が必要となる場合がある。当然ながら価格は高い。

 

構造形式による建設費の違い

鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造) > 鉄筋コンクリート造(RC造) > 鉄骨造(S造)

 

ビルの坪単価の相場はどの程度か?

それでは実際に、ビルの種類及び構造形式別に実際にどれくらいの費用がかかるかを確認してみる。注意したいのは建設費用はその時為替や労働賃金、建設地で大きくことなるという点だ。

また、スケールメリットというものがあり、建物の規模が大きくなればなるほど、同じ仕様で建てたとしても坪単価は低くなるという点を注意して頂きたい。

最先端高層オフィスビル SRC造 110万円/坪〜
RC造 100万円/坪〜
S造 90万円/坪〜
通常のテナントビル SRC造 90万円/坪〜
RC造 80万円/坪〜
S造 70万円/坪〜
雑居ビル RC造 75万円/坪〜
S造 65万円/坪〜

 

 

ビルの建設費を安く抑えるにはどうすれば良いか?

ビルの建設費を抑えるためには、建設会社にVE案を提出してもらうようにすると良い。VEとは「Value Engineering」と呼ばれ、建物としての価値を下げることなく、技術的な工夫で工事価格を下げる提案のことを言う。

例えば設計上ではAはという素材を使う予定であっても、その素材と同じ性能や見た目でより価格が低い素材に変えれば、建物としての価値を下げることなく、コストを削減することができる。

見積書はあくまでも設計事務所による設計図に則り作成されるものなで、そこに実際に見積りを作成する建設会社の知恵を加えることで、工事価格は下げることが可能なのだ。

 

また、もう一つの手法として、見積りを比較するという方法がある。たった1社のみで見積りを取った場合、工事費用が高止まりしてしまう危険性がある。1社での見積り比較は「工事費はいくらでいいですよ」と言っているようなものだ。

よって、複数社の見積りを取って、競争原理を働かせて工事価格を適正化させる必要がある。アーキクラウドでは建設工事の見積りを無料で比較できるサービスを実施している。設計施工若しくは設計のみでも対応可能だ。これからビルの建設をお考えの場合は是非ご利用頂きたい。

建設工事、建築デザイン案、見積り比較/発注者としての賢い選択

 

最後に

ビルの建設は土地の取得から設計、工事、テナント探しなど様々な段階があるが、その中で最も費用がかかるのが、建設工事となる。であるが故に失敗は許されないし、確実に計画を進めて行かなければならない。

今回は建設費について解説させて頂いたが、建設費を安く抑える方法を踏まえて、より有利な状況でプロジェクトを進めて欲しい。アーキクラウドでは、建設工事に関する不明点に対して建築専門のスタッフが無料でお答えするサービスを実施している。もし、不明点があれば遠慮無くご連絡頂きたい。

お問い合わせ/アーキクラウド

 

 

山田博保
株式会社アーキバンク代表取締役 一級建築士
建築業界での経験を活かしたWEBメディアを運営。工事のマッチングサイト「アーキクラウド」や設計事務所、インテリアデザイナー紹介サイト「アーキリンク」を手がけながら、建築業界における物販事業、WEBコンサル事業にも携わる。

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